近年コンテンツマーケティングが集客手段として注目を集めています。
今回の記事では、このコンテンツマーケティングの中でも特に人気を集めているオウンドメディアの運営方法について解説します。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、SNS、YouTube、企業ブログ、ホワイトペーパー、メールマガジンなどの様々なコンテンツを利用してマーケティングを行う手法を指しています。
これらのメディアを通じて取扱製品や会社に興味を持ってもらい、将来的に製品を購入の購入に繋がる関係を構築することを目指した施策です。
トリプルメディアとは
トリプルペディアとは「オウンドメディア」「アーンドメディア」と「ペイドメディア」の3つのメディアを指しています。昨今のWEB集客方法では、これらを同時に活用して顧客の獲得を目指すことが一般的になっています。

続いてそれぞれの具体的な意味について説明します。
オウンドメディア
オウンドメディアとは自社で運営するメディアのことで企業ブログがオウンドメディアの代表例です。
続いて企業ブログではどのような内容を記事として取り扱っているのか紹介します。
自社製品の有効活用する方法を説明した記事
自社で取扱っている商品の基本的な使い方や、一歩踏み込んだ高度な使い方を解説します。
この記事を作成するには、日常から「メール問い合わせ」や「電話サポートへの問い合わせ」の内容を集計しておく必要があります。それらの集計データの中で問い合わせの多い内容は、他の不特定多数のユーザーも同じ悩みを抱えているので、解決方法を記事にすることの効果は大きいです。
具体例を挙げると、移動式クレーンのメーカーであれば「作業揚程図」「定格総荷重表」の読み方など。会計事務所や税理士事務所の場合は「税金対策」などです。
これらを記事にすることにより、カスタマーサポート部門や電話サポート部門への問い合わせ数も減らせるかもしれませんね!自社の所属する業界の最新情報の解説記事
業界の内部に関する情報は外部の人からすると、業界の解説本などを読まないことにはなかなかキャッチアップしにくいものです。
そう言った業界情報を業界内部の人が考察して作成した記事はとても貴重で重要な情報源になります。また、業界内の人が発信する情報は「専門性」や「権威性」も高くなるうえ、Googleが好むクオリティの高い記事になり、SEO対策を行う上でポジティブな影響を及ぼします。
ネットで情報収集をするとき「どんな人が書いた情報なのか?」を気にすることは有ると思います。権威性や専門性を示す事は情報の信頼性を向上させる上でも重要ですね!
これらの記事を通してユーザーが抱えていた疑問や悩みが解決する事によって、ユーザーから企業への親しみが増したり、信頼感を醸成されます。集客への即効性は期待できませんが、効果が出始めれば長期的に効果を出し続けることが出来るのがオウンドメディアです。

アーンドメディア
アーンドメディアとは「信頼、信用」を得る為に使用するメディアのことを指しています。主にTwitter、Facebook、Instagram、LineなどのSNSが用いられます。
企業の公式アカウントとして、製品に関する最新情報を発信したり、ユーザーの質問に回答したりする事で親近感を感じてもらい、最終的には製品やサービスの購入に至るまでの関係を構築することを目指します。
Twitter活用の成功事例ではシャープ株式会社が特に有名ですね。
2021年のテレビ、リモコンがいよいよ混沌としてきた。 pic.twitter.com/Hw2rB1GOrV
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) May 6, 2021
アーンドメディアとして企業SNS公式アカウントを活用するメリットはユーザーとの距離感が近いことであり、ユーザーの投稿に「イイネ!」したり「RT」したりすることで関係性を築くことが可能です。また、アーンドメディアは拡散力が強いことが強みであり、ユーモアに富んだ投稿や暮らしに役立つ投稿をすれば瞬く間に拡散されファンを獲得できます。それとは逆に、過激な投稿をしてしまうと炎上をが発生して一気に信用失ってしまう可能性があります。
ペイドメディア
ペイドメディアとは費用を払って知名度を獲得するためのメディアです。テレビやラジオのCM、新聞や雑誌への広告、WEB広告などが含まれます。
実は広告にも流行り廃りがあり、以前は「プッシュ型」というターゲットを絞らず不特定の多数のユーザーに広告を出す方法が流行っていました。現在は広告自体を嫌がるユーザーが増えた為、「プル型」という情報を探しに来たユーザーにだけ広告を表示するタイプが流行っています。
オウンドメディア運営のメリット
続いて、本題のオウンドメディアとして自社サイトの運営に取り組むメリットについて解説します。
自社サイトへの顧客ロイヤリティが向上する
企業の提供するコンテンツを通じて疑問を解決できたユーザーは、その企業に対して好印象を持つようになります。このように企業に対して良いイメージを持っているユーザーのことを「ロイヤリティ」の高まったユーザーと言います。顧客ロイヤリティの高まったユーザーは、製品購入時にその会社の製品を選びやすくなります。
全く知らない美容師さんが営んでいる美容院と、髪のセット方法やケア方法のブログを書いている美容師さんが営んでいる美容院を比べたら、後者の方が行ってみたい気がしますよね。費用を安く抑えられる
企業ブログを運営するにあたって必要な費用は「サーバーレンタル費」「ドメイン取得費」だけです。ブログのデザインは自分でコードを書く方法もありますが専門的な知識が必要です。有料のテーマを購入する方法では素早くお洒落で格好良いブログにすることができます。大体のテーマが買い切り型なので初期費用しか掛かりません。また、企業ブログは「コーポレートサイト」を制作することと比べても難易度は低いので内製が可能であり、外注制作費用が必要ありません。
コンテンツが資産として集客し続ける
作成したコンテンツはWEB上に公開されている限り、ユーザーの悩みを解決し続けて集客ツールとして効果を発揮し続けます。
企業ブログの始め方
企業ブログを運営する方法は「ブログサービス」を利用する方法と、「オウンドメディア」として1から自分で制作する方法の2つが有ります。
記事を投稿する媒体の選択
アメブロなどのブログ運営サイトの利用
アメブロやNoteなどのサービスを利用する事でお手軽にブログ制作を行えます。しかし、「デザインが予め決まったものに統一されている」「サービスが終了する可能性がある」「サービスによっては広告が表示される」「ドメインを選べない」などのデメリットもあり個人の日記などといった使い方には向いていますが、企業のブログを運営する場合にはあまりおすすめできません。
オウンドメディアとして自力で制作する方法
Word PressのようなWEBサイト制作ツールを用いて、1からサイト制作を行う方法もあります。1からサイトを構築するメリットは「デザインが自由」「コンテンツを一生残せる」「広告の有無を決められる」「ドメインを自由に決められる」という点です。
デメリットは「ある程度のプログラミング能力が必要」「サーバーの契約が必要」という点です。多少難易度は向上しますが、企業ブログのブランディングという意味でもこちらの方法がおすすめです。
ペルソナの設定
ブログを立ち上げるにはまず、「誰に向けたブログ運営をするのか」を設定する必要があります。その設定をするのに役立つのがペルソナ設定です。ペルソナ設定では自社のブログを誰に読んで貰うかを決めます。このとき、対象のユーザー像を具体的に設定します。下画像は簡易的に設定したペルソナの例です。本来は、自社製品を使ってくれているユーザーからペルソナ像は設定します。

ペルソナ設定の例 カスタマージャーニーの設定
ペルソナ設定ができあがれば、続いてカスタマージャーニーの設定をします。カスタマージャーニーとは、自社ブログを通じてユーザーがどのように「購入」「登録」の状態へと変化していくまでの道筋を、顧客の「行動」や「心理状況」を踏まえて時系列順に可視化させたものです。カスタマージャーニーマップを作成することで、自社がユーザーに提供できるサービスについて確認することができます。
記事の投稿
カスタマージャーニーマップが完成すれば記事を作成します。このとき、カスタマージャーニーマップに基づいて、ユーザーの状態ごとにどのような情報を欲しているか?を考えて、顧客目線で記事を作成することになります。ここで重要なことは「書きたいことを記事として書く」のではなく、「ユーザーが欲していることを記事として書く」ということです。
企業ブログの記事の題材の見つけ方
企業ブログを運営する上で一番重要な事は記事の作成です。記事の品質が高くて、ユーザーの悩みを解決できるもので無ければ、顧客ロイヤリティは向上しません。「ユーザーが本当に求めているもの」について考えて、記事作成を行いましょう。ユーザーが求めている物が何かを把握するには、以下の方法が有効です
ユーザーアンケートの実施
代行業者などに依頼してアンケートを実施します。これらのアンケートでは日常の悩みや、改善したい点などを答えて貰える内容にして、ユーザー達が日常的に感じている問題や潜在的に抱えているニーズを明らかにできるものにしましょう。このアンケート結果から得られたユーザーの抱えている悩みやニーズを解決できる記事を作成すれば、記事への訪問者は増え、やがてユーザーを惹き付けるサイトになるでしょう。
キーワードプランナーの利用
Googleの提供しているキーワードプランナーを活用すれば、どんなキーワードがGoogle検索されているかを把握できます。ユーザーが検索行動をとるとき、ユーザーにとって何か知りたい情報があるという事なので、検索キーワードからニーズを探ってみましょう。キーワードプランナーの使い方については別記事で解説していますので、そちらをご確認下さい。
まとめ
コンテンツマーケティングには、ファンを獲得し、自社への集客に繋げる事が可能という事が分かったと思います。また自社の財産として半永久的に集客をし続けるツールとなります。成果が出るまで時間のかかるマーケティング方法ですが、費用対効果は大きいので取り組むメリットは大きいです。以上、今回の記事が新しいWEB集客の手段を考える上で参考となれば幸いです。